2017/04/20 14:04

デロルトキャブレター、セッティングで最も頻繁に交換されるのは各種のジェットでは無いでしょうか。

各種ジェットの中でも2輪用キャブレターで広く使われてるのが6413(通称M6)、1486(通称M5)です。
この2種が大きさは僅かに違うのですが、外見がソックリでしばしば混乱します。もう一つ、形状がソックリな11600(通称M4)が有ります。



PHBHやPHF、PHMではメインジェットが6413、スロージェットが1486の組み合わせが多く、一方で小径キャブレターではモデルによって1486、6413がメイン側に使われてる事が有る為、キャブレターの型式をお知らせいただけませんと、ジェットの選択が出来ません。



6413にM6、1486にM5の呼称を使うのは海外ではあまり見かけません。これはネジ部分の形状から来てます。

画像で6413-1486-11600で並べて見ました。上からM6-M5-M4になります。
ピッチは0.75です。

メインジェットには数字が書かれてます。数字は穴直径になります。
50でしたら50/100mm=0.5mmです。160でしたら160/100mm=1.6mmです。

6413は最小で40、最大330番です。小さい数字では1番ごと(=0.01mm)に設定が有ります。
一方で数字が大きくなると2番(=0.02mm)や5番(0.05mm)、10番(0.1mm)ごとになります。
6413はやや特殊で口径40mmとしても200番代前半を越す大きさはガソリンではあまり使われません。

大口径ジェットはアルコール燃料用になります。